【コラム】静かなウォール街デモvs騒々しいソウルデモ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.10.17 17:15
昨年7月以降、こうした現象はさらに激しくなった。 憲法裁判所が夜間集会禁止条項に対して憲法不合致決定をした後、国会で代替立法が行われていないからだ。 夜間集会に対する手綱が完全に緩んだ後、騒音や睡眠妨害に関する苦情が大きく増えている。
集会の騒音に対する規制方式も合理的でない。 現行法の規定によると、集会でいくら大きな音を出したとしても、警察が測定する5分間さえ騒音平均値が制限基準を超えなければ、問題にならないという。 法の網があまり粗く、容易に潜り抜けられる構造だ。 しかも韓国の集会騒音許容限度は先進国に比べてはるかに大きい。 騒音の大きさを測るところも、騒音を発生させる人や拡声器を基準とするのではなく、騒音被害を訴える人がいるところを基準としている。