日本プロ野球球団の阪神タイガースが斗山（ドゥサン）ベアーズの外国人投手ダスティン・ニッパートに注目している。

サンケイスポーツは６日、「阪神が来季の新外国人の候補にニッパートをリストアップしている」と報じた。阪神はすでに先月末スカウトを派遣し、仁川（インチョン）文鶴（ムンハク）球場とソウル蚕室（チャムシル）球場でニッパートの投球をチェックしている。

同紙は「ニッパートは２０３センチの長身でメジャー通算１４勝をマークし、韓国でも今季１０勝、防御率２．８６の好成績を残している」と紹介した。続いて「直球は１４６－１４８キロで、カットボールにカーブ、さらに内角へツーシームも投げ込めるのも魅力。強いチームにいればもっと勝てると評価されていて、日本の複数の球団が関心を見せている」と伝えた。

しかし同紙は「現在、阪神で活躍中の投手スタンリッジとメッセンジャーがメジャーリーグに戻る場合、ニッパートが有力な候補」と伝え、現在のところチェックレベルであることを明らかにした。

ニッパート側も韓国から日本に渡ったリオスやヒメネスとは違い、「地震、放射能など安全上の問題で日本には行きたくない」という考えを表しており、阪神移籍の可能性は高くない。