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【コラム】北方大陸の“ニューグレートゲーム”(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.24 15:32
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李大統領の歴訪は経済に焦点が置かれている。 どれほどの結果が出るかはまだ分からないが、80億ドル規模の経済協力プロジェクト合意が主な目的という。 金委員長のロシア訪問も経済的な目的が大きいようだ。 ロシア訪問を通して中国を牽制し、北朝鮮に対するロシアの経済的支援と参加を誘導しようという思惑があるという分析が有力だ。 「強盛大国」元年と宣布した2012年を控え、中国とロシアの間で実利を極大化しようという戦略なのだろう。

『ザ・グレート・ゲーム』でホップカークが指摘したように、中央アジアと極東ロシアには人類に残された最後の宝物がいくつか埋まっている。 莫大な量の石油とガス資源のほか、金・銀・銅・亜鉛・鉛・鉄など豊富な鉱物資源がそれだ。 南北が新しい経済的活路を見いだすなら、その方向は北方になるしかない。 満州とモンゴル、沿海州、極東シベリアは、韓半島に生きている7500万の人口が経済的に出て行くことができる広大な未開拓地だ。 半島国家の地理的利点を活用した海洋進出戦略は日本と中国にふさがれている。 伝統的海洋強国の日本に続き、中国までが海洋大国として急浮上している。 母艦まで保有した中国大洋海軍の作戦半径に、東海(トンヘ、日本名・日本海)を含む韓半島周辺海域すべてが入る日は遠くない。

 
しかし韓半島の断たれた腰の上で北朝鮮が韓国の北方進出をふさいでいる。 韓国は島のような存在に転落した。 韓半島の分断線を抜けてこそ韓国の北方進出路が開かれる。 かつて南北は道路と鉄道の連結を推進した。 その南北関係がこのようになったのは、何度も挑発の火をつけた北朝鮮の責任が大きい。 だからといって非難ばかりしているだけではどうにもならない。 問い詰めることは問い詰めても、未来の戦略的利益に対しては徹底的に計算的でなければならない。


【コラム】北方大陸の“ニューグレートゲーム”(3)

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