中国メーカー、今日から8.5世代LCD量産へ…韓国を猛追
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.28 10:38
中国の電子メーカー京東方(BOE)グループが三星(サムスン)電子とLG電子の専有物と見られた第8.5世代液晶表示装置(LCD)の量産体制に28日から突入する。中国市場で中国企業と外資系企業のうち第8世代のLCD量産を始めたのは京東方が初めてだ。
京東方は2003年にハイニックス半導体のLCD部門を買収してからLCD技術開発に集中投資し、TFT-LCD部門で核心技術を持つ企業として急成長した。中国企業が韓国企業を買収して技術移転を受け、いまでは韓国企業を脅かす水準になったのだ。
BOEの事情に通じた北京の消息筋は27日、「BOEが北京亦荘経済技術開発区にある工場で第8.5世代LCD量産突入を28日に公式宣言する」と伝えた。同筋は、「この席には中国人民政治協商会議の賈慶林主席が参加する予定。中国政府が中国共産党創設90周年記念日の7月1日を控え、中国の技術力を誇示するためにLCD工場稼動を重要なイベントに選定した」と伝えた。また、「中国政府は京東方が第8.5世代LCD技術を基に量産体制に入った事実を中国共産党の統治成果としてまで重視している。このためにライン稼動日程を3カ月も操り上げ早期に生産に入ることになった」と付け加えた。