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米次世代ステルス機のF-35、金食い虫に転落

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.05.31 09:43
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米国が開発中の次世代ステルス戦闘機F-35が、開発遅延と性能不備により天文学的費用を招いていると米外交専門誌のフォーリンポリシーが27日に報道した。

米国防総省はF-35の運営・保守などの費用が今後50年間で1兆ドルを超えると推算している。米海軍と空軍、海兵隊は3850億ドルを投じて2457機のF-35をロッキードマーティンから購入する計画だ。ペンタゴン史上最大規模の兵器購入だ。これを合わせたF-35プロジェクトの総費用は1兆3850億ドルで、アフガニスタン復興事業総予算(620億ドル)の20倍を超える。米上院軍事委員会幹事のジョン・マケイン議員は、「あごがはずれるほどの金額」と舌を巻いたとウォールストリートジャーナルが同日伝えた。

 
F-35は今後20年間に米軍だけでなく世界のさまざまな国で現在運用されている戦闘機数千機を置き換える予定だった。しかし相次ぐ欠陥発見と日程遅延で開発費は雪だるま式に増えた。開発完了時期も5年遅れて2018年と予想されている。開発費上昇で1機当たりの価格が高騰し導入計画を変更する国も出ている。

F-35の最大の問題は短い作戦半径が挙げられる。昨年12月に国防部購買報告書が明らかにした空軍用F-35の作戦半径は940キロメートルで、期待値の1110キロメートルに至らなかった。フォーリンポリシーは、「中国のミサイル射程距離が急速に伸びている状況で、短い作戦半径は東アジア地域で作戦オプションを大きく萎縮させるだろう」と分析した。このためF-35の購買規模を縮小し長距離爆撃機開発計画に投資しなければならないという主張が米空軍内部で提起されていると米航空専門誌アビエーションウィークが伝えた。

ゲイツ国防長官は24日に米国企業研究所(AEI)での演説で、「F-35は国防に絶対的に必要だ」として既存計画の固守を主張した。「F-35計画は失敗したり廃棄するには規模がとても大きく代案を考慮するにはとても遅い」とフォーリンポリシーは伝えた。

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    2011.05.31 09:43
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    米国が開発中の次世代ステルス戦闘機F-35。
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