【社説】海外人材誘致で成功した中国のステルス機開発
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.01.19 12:03
世界はいま「頭脳戦争」中だ。国家の未来をかけて高級頭脳の誘致に乗り出している。中国が06年に発表した「千人計画」がその代表例だ。世界100位圏の大学と研究機関で大家級の研究人材1000人をスカウトし、100科学技術分野に投入するということだ。定着金と住宅に加え、破格的な待遇が伴うのはもちろんだ。最近、中国のステルス機「殲20」の開発成功も、こうした積極的な海外頭脳の誘致が土台になったという。結果的に「頭脳戦争」の勝利ということだ。
中国の国家外国専門家局は国際人材交流大会やノーベル賞受賞者フォーラムも開いているが、国際ヘッドハンティング会社と緊密に協力している。海外の高級頭脳を誘致するためだ。目標は「メード・イン・チャイナ(made in China)」から「メード・バイ・チャイナ(made by China)」、中国を製造国から創造国に変えるということだ。このため2014年までに10万人の米国内の中国頭脳が帰国すると見込んでいる。中国が「人材ブラックホール」に浮上したのとG2への成長は軌を一にする。