【社説】「KAIST発の大学改革」は継続すべきだ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.04.13 10:34
KAISTで学生4人と教授1人が相次いで自殺した事態は明らかに大きな悲劇だ。各界で多様な収拾策と再発防止案が提起されている。国会も昨日徐南杓(ソ・ナムピョ)総長を呼び責任追及とともに対応策を問い質した。心配なことは競争システムを核心とするKAISTの大学改革作業がすべての悪の源泉のように追い詰める一部の態度だ。善意の競争なしでどのように世界的な学問的成就が可能だろうか。国民が税金を納めKAISTの英才が学費の心配をせずに勉強できるよう配慮したのは、井の中の蛙から抜け出し世界の科学頭脳らと競争を行えという意味でなかったか。
高等教育機関の大学での秀越性確保は研究と教育の核心目標だ。秀才らが集まるKAISTではさらに言うまでもない。問題は競争でなく競争の環境だ。われわれが成績にともなう差別的授業料制度の得に劣らず失にも注目しなければならないと指摘したのもまさにその点のためだ。徐総長はきのうの国会で、「差別授業料制を差別奨学金制に変える」と答えたが、このような形で競争環境を改善する余地は探してみれば非常に多いだろう。