白頭山が大噴火すれば赤道にも雪(3)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.04.06 16:28
白頭山がまた大規模に噴火すれば、どんなことが起きるのか。火山灰と溶岩の噴出のほか、洪水と「ラハール(lahar)」が懸念される。 ラハールとはインドネシア語で、洪水とともに土石や泥が入り混じって流れる状況をいう。 天池を満たしている20億立法メートルの水が‘空中津波’に変わって長白瀑布側にあふれるおそれがあるということだ。 このため周辺地域が埋没し、荒廃化することも考えられる。 道路や住宅など人工施設物だけでなく、河川や森など生態系も破壊する。 二酸化炭素(CO2)が大量に排出され、近隣住民が窒息死するおそれもある。
韓国地質資源研究院のイ・ユンス博士は「天地の水の循環が行われない場合、底には4度の低い温度と2-3メガパスカスの高い圧力によって莫大な量の二酸化炭素が液体・気体の混合状態で存在する可能性がある」と述べた。 1986年にアフリカ・カメルーンのニオス湖の下で火山が爆発し、二酸化炭素が大量に噴出し、住民1700人があっという間に死亡したが、これと同じ事態が発生するおそれがあるということだ。 しかしイ博士は「目撃者が生存した1903年の例で見ると、白頭山が噴出しても常に大規模に爆発するわけではない」と付け加えた。