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白頭山が大噴火すれば赤道にも雪(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.04.06 16:27
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先月29日、京畿道(キョンギド)ムンサン都羅山(ドラサン)南北出入事務所に南北の地質専門家が集まった。 白頭山の噴火に関する共同研究案について議論する席だった。 近いうちに2回目の会議も北朝鮮側の開城(ケソン)で開かれる見込みだ。 昨年から学界を中心に白頭山噴火の可能性が取り上げられている。 白頭山が噴火する場合、それはいつごろになり、どんな被害が発生するのか。 最近、専門家の間で論議されている内容を中心に気になる点を見てみる。

「白頭山が約1000年前と同じ規模で爆発すれば、その後遺症は福島原発事故とは比較にならないほど深刻だ」。釜山(プサン)大の尹成孝(ユン・ソンヒョ)教授(地球科学教育科)は5日、「白頭山が10世紀のように大規模に噴火した場合、途方もない被害が予想される。例えば‘火山性の冬’が来ることも考えられる」と懸念を表した。

 
白頭山爆発時の被害規模は、1815年のインドネシア・タンボラ山の噴火、1883年のインドネシア・クラカタウ山の噴火と比較すれば目安になると、尹教授は説明した。

タンボラ山が爆発した1815年は火山灰と二酸化硫黄(SO2)ガスが成層圏まで上がり、太陽光を遮断したことで「夏がない年」として記録された。 米国・カナダの東部地域は6月に大雪が降り、7-8月にも湖と川で氷が観察された。 1883年のクラカタウ山の噴火後も数年間、涼しい夏が続いた。 5年後の1888年には赤道地方のインドネシアに雪が降ったりもした。

これらの火山の噴火は、火山爆発指数(VEI)6等級に分類される。 ところが946-947年に発生した白頭山の噴火はVEI7等級で規模はもっと大きかった。 人類の歴史が始まって以来の最大規模だった。 噴火当時、開城でもその音が聞こえ、火山灰は日本の本州や北海道まで飛んだ。 勃海が突然滅亡したのも白頭山噴火のためという主張もある。


白頭山が大噴火すれば赤道にも雪(2)

白頭山が大噴火すれば赤道にも雪(3)

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