実験用核融合炉「KSTAR」の試験稼働始まる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.04.03 09:18
日本の福島原発電事故を契機に原子力発電所代替発電の手段として挙げられている核融合発電が注目されている。
核融合発電は核分裂方式の原子力発電所と違い、放射性物質の代わりに海水から得た重水素とリチウムから出る三重水素を燃料に使う。放射能流出の懸念がなく、温室効果ガスもほとんど発生しないグリーンエネルギーだ。国内では大徳(テドク)研究団地内の国家核融合研究所が唯一試験用核融合炉の「KSTAR」を保有している。「KSTAR」は1日から試験稼動に入った。稼動直前の3月31日に国家核融合研究所を訪ね最終点検を受けている「KSTAR」を視察した。核融合装置の中では研究員らが機械部品を設置している。核融合発電は太陽で水素が融合反応を起こしてヘリウムになりエネルギーを絶えず放出する原理を利用する。このため“人工太陽”とも呼ばれる。