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<東日本大地震>「放射能漏れた」… 21万人が懸命の大脱出

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.14 08:50
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「福島原子力発電所で放射能が漏出したという話を聞いた。太平洋戦争当時に広島と長崎を焦土化させた原爆の亡霊がよみがえるようだ」。

日本を襲った地震の影響で原子力発電所が爆発し、放射能漏出事故が発生した福島県双葉町。13日午後、避難所へ向かう住民オノ・マサノリさんはこう語った。

 
心配されていた放射能漏出事態が現実になると、福島は戦争を前にした都市のように緊張感に包まれた。住民21万人が避難し、道路は車でぎっしり埋まった。すでにメディアを通して被曝者が190人を超えるという報道があり、住民は必死に‘死地’から脱出しようとしていた。避難中にも気持ちが悪くなるほど強力な余震が何度か発生し、停電事態は不安感を深めた。

日本災害当局は14日、茨城県所在の東海原発2号機の冷却ポンプの作動が中断したと明らかにした。正確な事故原因は明らかにされていない。避難所は集まった住民で混雑していた。住民の顔は放射能を恐れる表情が歴然だった。原発職員は住民を相手に一人ずつ放射能被曝測定をしていた。

福島上空では、自衛隊ヘリコプターが一日中孤立した住民を救出するのに忙しかった。住民が避難を終えた晩、福島で最も賑やかな駅前の都心は幽霊都市に変わっていた。一部のホテルだけが開いているだけで、商店街はすでに閉店していた。

記者が宿泊している東横インでは食事が提供されなかった。食料と飲料水事情が悪化したからだ。ミネラルウォーターを買いに都心を歩き回り、ようやく営業中のコンビニを見つけたが、ミネラルウォーターはすでに売り切れていた。




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