“台湾版外交スキャンダル”…米軍事機密も流出
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.11 11:42
台湾の少将に接近して主要軍事情報を中国に提供した美女スパイ。先日伝えられたこの事件で、米国の核心軍事機密も中国に露出する懸念があると、ウォールストリートジャーナル(WDJ)が9日(現地時間)報じた。
台湾情報当局は現役少将の羅賢哲・陸軍通信電子情報処長(51)をスパイ容疑で1月末に逮捕し、調査を行っている。羅賢哲は04年、美女と巨額の情報費をエサに接近した中国情報当局に抱き込まれ、スパイ活動をしてきた疑いだ。
羅賢哲が流した軍事情報の核心は「博勝」プログラム。台湾の林郁方議員(国民党)は「羅賢哲処長が博勝プログラムの細部情報を渡したとみられる」と、WSJとのインタビューで明らかにした。「博勝」とは、米国と連携して台湾の陸・海・空軍を統合指揮できる電子情報システム。米ロッキードマーティン社が台湾に供給した。