金正日・正恩の王朝世襲イベント…平壌はリノべーション中(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.02.09 10:03
北朝鮮の首都・平壌(ピョンヤン)にハンマーの音が絶えることはない。昨年から10万世帯の住居建設に入った。金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が直接を訪れ現地指導をするほどだ。中心部の万寿台(マンスデ)通り周辺も整備中だ。1989年に工事が中断された105階建ての柳京(リュギョン)ホテルの建設作業も進んでいる。2008年に工事を再開し金日成(キム・イルソン)生誕100年を迎える来年に完工する予定だ。エジプトの通信会社のオラスコムが建設している。北朝鮮はこのホテルを平壌のランドマークとする構想だ。北朝鮮が平壌の大々的なリノベーションに乗り出した。昨年9月の党代表者会を通じて金正恩(キム・ジョンウン)が金正日国防委員長の後継者として公式化したのに続く動きだ。党代表者会で労働党規約改正を通じて後継体制の枠組みを整備したとすれば、平壌の整備は権力委譲の王朝的イベントといえる。
情報消息筋によると、北朝鮮は平壌の近代化に拍車をかけるため、内閣所属だった首都建設委員会を首都建設司令部に改編した。党と内閣のテクノクラートが担当する首都建設委員会の主要職責も現役軍人らに交替した。平壌建設のために政府官庁を事実上工兵司令部として再編したわけだ。建設資材と労働者動員は金正日の妹婿で金正恩の後見人でもある張成沢(チャン・ソンテク)が行政部長を担当しているという。首都建設委員会は2001年に内閣所属としてスタートし、2006年から張成沢が管掌してきた。