日中が歴史教育戦争、韓国だけ武装解除(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.01.14 16:49
中国と日本は走っている。 中国は社会主義革命の過程で打倒した伝統と歴史を復活させている。 「孔子復活」現象もこれと関係している。 「高句麗(コグリョ)=中国史」と強弁し、存在しない歴史も作り出している。 日本では規模が大きい地方自治体の動きが注目される。 「日本史必修」を叫び始めた。 来年から適用されるという。
韓国は何にも手をつけていない。 「韓国史を必修科目にしよう」シリーズで指摘したように、学校教育は形式・内容ともに問題点が多い。 中国と日本の歴史歪曲や独島(ドクト、日本名・竹島)挑発が発生する度に「国史強化」を叫ぶだけだ。 学校教育だけではない。 1997年に司法試験から国史科目が除外されたのをはじめ、2005年には各種公務員採用試験から国史が抜けた。 こうした空白を埋める装置が、06年末から施行された「歴試」(韓国史能力検定試験)だ。 「韓国史は‘歴試’で持ちこたえている状況」という声までが出ている。 国家ブランド委員会の李培鎔(イ・ベヨン)委員長は「‘歴試’は国史がひどく冷遇されている状況で歴史教育の重要性を刻印させたが、‘歴試’が公教育の代わりをするわけではない」と述べた。