【時評】北朝鮮の「3代世襲」と韓国左派の分化(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.28 16:46
韓国人も例外ではなかった。 日帝強占期はもちろん、その後も社会主義に投身した人たちは数え切れないほど多かった。 一例として、反共を主要政策とした第3共和国の核心人物のうち相当数が過去に社会主義運動経歴を持っていたというのは、もう秘密でも何でもない。 社会主義に心酔して追従したということだけでは罪にならない。 歴史の中で包容されて理解されなければならないことであり、未来の統一韓国でもこの原則は守られなければならない。 ただ、その間に行われ、現在進行している反人倫的な罪悪には目をつぶってはならない。
しかし現実に適用された社会主義は徹底的に失敗した。 理論的・実際的に、そして道徳的にも、総体的な破産を迎えた。 社会主義圏の最後の寵児であるフィデル・カストロさえも最近「キューバ社会主義モデルはキューバでも機能しない」と告白したほどだ。 現在、持続可能な社会主義モデルは、選挙を通した労働者政党の合法的執権を追求する社会民主主義一つしか残っていない。 韓国左派の運命も結局、健康な社会民主主義モデルを執権可能な代案として成長させられるかどうかにかかっている。