日本、円高阻止のためゼロ金利復帰…通貨戦争が拡散
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.06 10:07
日本が4年3カ月ぶりにゼロ金利に戻った。景気浮揚のためだが、資金を大量に供給して円高を阻止しようという意図が強い。これで日米中の‘通貨戦争’は拡散局面に入り込む兆しだ。
日本銀行(日銀)は5日、金融政策決定会合を開き、政策金利の誘導目標を0.1%から0-0.1%に引き下げた。米連邦準備制度理事会(FRB)も08年12月以降、0-0.25%のゼロ金利政策を維持している。また日銀は資金供給を増やすため35兆円規模の資産買い入れ基金創設も検討することにした。日銀の決定を受け、日本株式市場は上げ幅を拡大し、円高の動きは停滞した。
主要先進国が競争的に金融を緩和し、自国通貨の価値を落とす中、‘節度ある国際協調’が必要だという声が高まっている。世界経済を左右する主要国が自国が利益ばかり追求し、不安が深まっているという懸念からだ。