2兆円投下…日本の市場奇襲介入の波紋(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.09.17 09:33
‘為替レート戦争’を知らせる信号弾なのか。円高に耐えかねて日本が市場介入を敢行し、欧米が不満を表している。中国は人民元切り上げ速度を調節する口実を得た。日本の介入が韓国をはじめとするアジア諸国の‘ドミノ介入’を招くという見方も出ている。パンドラの箱が開かれたのだ。
◇米国・欧州が不快感=日本の市場介入に市場は意表を突かれた。時期はもちろん、規模も予想を上回った。市場介入は、その間消極的な姿勢を見せてきた菅直人首相が民主党代表選で勝利した翌日の15日に電撃的に行われた。
時間帯別に東京・ロンドン・ニューヨークの外国為替市場で日本政府が売った日本円は2兆円(約27兆ウォン)にのぼるというのが日本メディアの推測だ。円高阻止のための一日の介入規模では過去最大だ。異例にも為替レート阻止線まで公開し、背水の陣を敷いた。仙谷由人官房長官は「(財務省が)防御ラインを1ドル=82円と見ているようだ」と明らかにした。