【噴水台】コドゥン魚(サバ)とクムドゥン魚
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.09.05 12:24
値段が安くて栄養が満点のサバ(コドゥンオ)はかなり昔から‘国民の魚’だった。大衆歌謡や詩にも何度も登場した。「夜中に喉が渇いて冷蔵庫のドアをあけて」みた息子が見た母の温かい愛情は「塩で味付けしておいて眠る」母のサバに表現された(キム・チャンワンの歌「母とサバ」)。昔の恋人との印象深い瞬間を「一緒にサバの身をしゃぶり食べた女性がパッと笑った日」として追憶する詩人もいた(カン・ジョン著「サバ恋人」)。歌手のノラジョはマグロ・サンマ・太刀魚よりもサバを優先順位に置いた。「あなただけのためのDHA」を持った「ビューティフル魚」という賛辞とともに(「サバ」)。塩サバは味が一品なので海外にも輸出された。ホ・ヨンマン画伯の『食客』は、安東(アンドン)塩サバについて「尾までしゃぶり食べたいほどおいしい」と描写する。