北朝鮮の実質国内総生産（ＧＤＰ）が昨年０．９％減少したと推定された。冷害のためトウモロコシなど農作物の生産が減り、電力不足の影響で製造業の生産が振るわなかったからだ。

韓国銀行（韓銀）は２４日、こうした内容の「北朝鮮経済成長率推定結果」を発表した。昨年、北朝鮮経済は国際社会の制裁強化と市場経済活動の統制で厳しい状況を迎えたと、韓銀は推定した。

北朝鮮の国民総所得（名目ＧＮＩ）は２８兆６０００億ウォンで、韓国の３７分の１にとどまった。１人当たり国民総所得は１２３万ウォンで、韓国の１８分の１にすぎない。

昨年の北朝鮮の対外貿易規模（商品基準、南北貿易除く）は３４億１０００万ドルと、０８年（３８億２０００万ドル）より減った。

輸出は１０億６０００万ドルで前年比６％減。化学工業製品（２８．７％）と繊維類（２６．１％）の輸出は増加したが、非金属製品（－１３．９％）、鉱物（－４．５％）などが減った。

輸入は２３億５０００万ドルで前年比１２．５％減。繊維類（１４．５％）、機械類（１２．７％）の輸入が増え、鉱物（－４９．３％）、プラスチック（－１２．９％）が減少した。


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