「一度下された判定は覆らない。悔しいが仕方がない」。

女子ショートトラック代表のチェ・クァンボク・コーチ（３６）が複雑な心境を隠せなかった。チェ氏は「韓国に不利な審判だと思いながらも十分に対応できず、こうした結果になって残念だ」と明らかにした。

チェ氏は「キム・ミンジョンが反則を犯したという結果になったが、選手を叱責したり誤解してはいけない」と強調した。

以下はチェ氏との一問一答。

－－失格判定が出るまで長い時間がかかった。

「主審と副審が判定をめぐって意見の違いがあったようだ。副審が意見を提出しても最終判定を下すのは主審だ。反則でないという判断が出てもおかしくない状況だったが、結局は反則という結論を出した」

－－競技前に不利な判定を予想していたのか。

「審判陣の性向を把握して対策を立てた。昨日も選手団ミーティングで選手たちに‘わずかな接触も不利な判定が出る可能性があるので気をつけろ’と注意した」

－－選手団の雰囲気は。

「まだ１０００メートルが残っている。幸い、一日だけ休んですぐに競技に入るので、選手も頑張れるだろう。次の競技に集中する。私たちは確実にリレーで勝った。審判だけが私たちを認めなかっただけだ」