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北朝鮮、砲撃の前日に戦闘機でNLL挑発飛行

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.01.29 07:25
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 北朝鮮軍が27日、西海(ソヘ、黄海)白リョン島(ベクリョンド)と大青島(テチョンド)東側の北方限界線(NLL)に向かって一日に200発余りの海岸砲を発射したのに続き、28日には延坪島(ヨンピョンド)の北側水域で砲撃を行った。北朝鮮軍の砲撃が西海全域に拡大する様相だ。

軍の関係者は「北朝鮮軍はこの日午前8時10分ごろから延坪島付近で間けつ的に10余発の海岸砲を発射した」と述べた。砲弾が落ちた地点は「航行禁止区域」が宣言されていない水域で、北朝鮮軍は昨年の冬季訓練でもこの水域に向けて射撃している。

 
これに先立ち26日には北朝鮮の戦闘機が白リョン島東側のNLL付近の上空を飛行し、韓国軍が緊急出撃していたことが確認された。

軍の関係者は「北朝鮮の戦闘機10機ほどが26日午後、白リョン島付近のNLL近隣まで飛んできた」とし「韓国の空軍機が緊急出撃して対応した」と述べた。この関係者は「北朝鮮の戦闘機はNLLを越えなかったが、韓国空軍の非常対応境界線の戦術措置線(TAL)を越えてきた」と説明した。

これを受け、空軍などは非常事態となり、西海岸側の空軍基地のF-16など戦闘機が緊急発進した。この関係者は「北朝鮮の戦闘機10機以上がTALを越えてきたのは極めて異例」と伝えた。北朝鮮空軍機の挑発のため西海岸の空軍基地は現在も非常待機中だ。

韓米軍当局は28日、ソウルで安保政策構想(SPI)会議を開き、北朝鮮の西海射撃をはじめとする北朝鮮の最近の軍事動向について意見を交換し、緊密な協調体制を維持することにした。

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