【噴水台】アップル
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.07 11:28
「ビッグアップル」(The Big Apple)は、米国ニューヨーク市のニックネームだ。ニックネームのルーツをめぐり、説はまちまちだ。19世紀初め、ニューヨークの人々がフランス出身の美貌のサロンのママを「イブ」と呼ぶとそのママは雇用する女性たちを「私のかわいいリンゴたち」(my irresistible apples)と呼んだという。その後、この言葉が広まって「ニューヨーク=アップル」になったというのがもっともらしい推論だ。由来は明らかではないが、この言葉を大衆化した人が1920年代、ニューヨーク・モーニングテレグラフの記者だったジョン・フィッツジェラルドということに異見がない。彼はある日、ニューオリオンスの馬小屋の使用人らが「ニューヨーク競馬場はすべての騎手が羨むビッグアップル」と話すのを聞いた。そのときから自分の文にこの言葉を愛用した。