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【コラム】ドーム球場の建設、これ以上空手形にするな

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.11.02 10:57
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筆者が博士課程で授業を取っていたチャールズ・アレクサンダー教授は米国知性史の碩学であると同時に野球専門家でもあった。「米国野球史」と伝説的安打製造器の「タイ・コッブ評伝」など多くの野球関連の名著を書いた。授業中に「野球の人気と文明のレベルは正比例する」「米国文明の衰退はアメリカンフットボールの人気が野球の人気を超えたことからもわかる」と言及し、野球をしない国の英国の学生が異議を唱え激しい討論につながった。2つのスポーツとも好きな筆者としては微笑を浮かべながら2人の討論を見守っていた記憶が鮮明だ。

サッカーは理解しやすく最も野性的な球技種目として知られている。韓国では国際試合で最も高い人気を持っている。これに対し国内試合で圧倒的な人気を得ている野球は最も知的な球技種目で、ルールが複雑で試合展開もさまざまで事前の知識があってこそしっかりと楽しめる。そのためか世の中では野球をする国は多くない。野球が最近オリンピックの種目から外れた理由もそれだった。

 
韓国人の知的水準が高いからかはわからないが、現在野球の人気は突出している。オリンピックでの金メダル、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での準優勝に続き今年のプロ野球は正規シーズン最多観客動員の592万人を達成した。ポストシーズンも41万人の盛況で幕を下ろした。成績と関係なく常に最高人気球団のロッテジャイアンツはホームの観客動員138万人を記録する気炎を吐いた。

ところが起亜(キア)タイガースのホーム観客動員は58万人にとどまった。光州(クァンジュ)の野球熱気が釜山(プサン)ほどではないからではなく、無等(ムドゥン)球場の収容人数が1万3000人にしかならないためだ。さらに1965年に建設され安全上の問題もある。他の球場の状況も同様だ。大邱(テグ)と大田(テジョン)の球場も手狭で老朽化が進みそれぞれ1万人しか入れず、安全診断でもB等級を受けている。韓国の代表的球場の蚕室(チャムシル)球場は82年オープンで安全診断はC等級となり衝撃を与えた。

WBC以降、ドーム球場についての議論が続いている。ドーム球場に不慣れだった金広鉉(キム・グァンヒョン)が轟音鳴り響く5万5000人収容の東京ドームでめった打ちにされた姿は痛ましさを感じた。天気と関係なく野球を楽しめるドーム球場が建設されるならよいが、現実はドーム球場より前に老朽化し手狭な球場に代わる球場でも作らなければならない状況だ。米大リーグが年間7000万人、日本のプロ野球が年間2000万人の固定客を持っている理由は、それを支えるインフラが備えられているためだ。観衆600万人台に入った韓国プロ野球はそれに見合ったインフラを持ち、一定の固定客を確保すべきという宿題を持っている。しかし光州のケースだけ見ると、選挙になると新しい球場建設を約束し、結果はいつもうやむやになっていた。光州市民は偉大な伝統を持つタイガースの名声にふさわしい球場で野球を楽しまなければならない。

ポピュリズムにも良いポピュリズムと悪いポピュリズムがある。例えば利用率2.5%の務安(ムアン)空港と、完全閉鎖された醴泉(イェチョン)空港は数千億、数百億の予算のむだ遣いの典型で、悪いポピュリズムの象徴だ。立派な球場をいくつか作っても余る資金だ。真に市民が利用し楽しめる野球場を建設するのはまともなポピュリズムだ。新しい球場の建設を今日だ明日だと先送りし多くの野球ファンの幸福権を剥奪するのは政治工学的な側面からも愚かしいことだろう。韓国野球はしかるべき待遇を受ける権利があるのではないだろうか。光州にドーム球場を建設するという発表がまたあったが、まだ覚書水準だという。この約束が以前のように空手形にならないことを願うばかりだ。

カン・ギュヒョン明智大学記録情報科学大学院教授

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