韓国北東部、江原道（カンウォンド）に位置する雪岳山（ソラッサン）では、四季を通じて美しい自然が見られます。先週～今週にかけて紅葉が見頃を迎えた秋の雪岳山、一体どんな景色が待っているのでしょうか。



入り口から１時間ほどの山中にある、千仏洞（チョンブルドン）渓谷。雪岳山の中でも特に紅葉が美しいといわれるスポットです。力強く流れる水の両側では、一面の赤や黄色が彩りを添えています。



渓谷沿いの岩が、仏像が並んでいるような形をしていることから名前がついた千仏洞。でも、岩に並んでいるのは仏様ではなく、行楽客たち。思い思いに紅葉を眺めています。



こちらは随分高いところのようですが、実はケーブルカーを使うと10分ほど。手軽に山を楽しめるとあって、この時期のケーブルカーは２時間待ちになるほどの人気ぶりです。



開けた場所から見渡せるのは、こんな絶景。色づいた山の先には、東海（トンへ、日本海）の水平線がまっすぐのびています。



山を下りた後に欠かせないのがこちら。名物のオジンオスンデ（いかの中にご飯や野菜を入れて蒸したもの）や、ヘムルパジョン（海産物のチヂミ）です。韓国のにごり酒・マッコリと一緒に味わえば、心もお腹も満たされるでしょう。



すでに山頂では初雪が観測された雪岳山。長くて厳しい冬は、もうそこまで来ています。鮮やかな紅葉は、束の間の秋を楽しむための贈り物かもしれません。


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