【コラム】韓日中のグランドバーゲン同床異夢
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.10.16 17:27
韓日中3カ国の首脳が会い、北東アジア地域の懸案と中・長期的なビジョンを議論する会議は、それ自体が意味深い外交的壮観だ。 韓日中首脳会議は1999年、金大中(キム・デジュン)・朱鎔基・小渕の初めて首脳会議以来10年間、象徴性と実質的な役割を強めてきた。 10日の北京3カ国首脳会議は2つの理由で注目を集めた。 一つ目は、北朝鮮の核・ミサイル実験で核交渉が決裂した中、国際社会の対北朝鮮経済制裁が進行中という時期であるためだ。 二つ目は、会議直前に中国の温家宝首相が平壌(ピョンヤン)で金正日(キム・ジョンイル)と会い、核交渉と南北、朝米、朝日関係に対する金正日の立場を直接聞いたからだ。 それは韓国と日本にとって信頼できる最新の情報だ。
北朝鮮は夏から韓国と米国に平和攻勢をかけてきた。 北朝鮮の突然の微笑作戦は、韓半島外の対北朝鮮制裁網に小さな穴でも開けようという意図を反映したものだ。 韓半島内では、韓国が金剛山(クムガンサン)・開城(ケソン)事件で中断した対北朝鮮支援を再開するきっかけを作ろうという計算から出てきたものとみられる。 北朝鮮の意図が何であろうと、北朝鮮のこうした和解ジェスチャーは中断された核交渉に局面転換の機会を提供した。