ハイニックス半導体の株主団は年末までに同社株２８％を買い入れる優先交渉対象者を選定することにしたと７日に明らかにした。外換銀行、ウリィ銀行、韓国産業銀行、新韓銀行、農協など９つの金融機関で構成される株主団は先週に運営委員会を開き、売却方法を確定した。株主団はひとまず国内の企業を対象に投資意向書を受け付けることにした。

共同売却主幹事のクレディスイス証券とウリィ投資証券、産業銀行は、今週の大手企業４３社に案内文を送り投資者募集に乗り出す予定だ。株主団は意向書を提出した企業を対象に予備入札と本入札を経て年内に優先交渉対象者を選定する計画だ。

株主団が保有するハイニックス株は１億６５４８万株で、発行済み株式の２８．０７％に当たる。７日終値基準で３兆４６６８億ウォン（約２６００億円）に達する。株主団は保有株式に３０％程度の経営権プレミアムを上乗せして売却する方針で、売却代金は４兆ウォンを上回るものとみられる。業界ではハイニックスを買収する可能性がある企業として、ＬＧ、ＳＫ、ポスコ、暁星（ヒョソン）などの名前が上がっているが、買収の意向を正式に示している企業はない。


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