米国国立公文書館(NARA)資料室では時々、意外な出会いが起こる。 知り合いの韓国人学者同士が偶然ここで会って驚いたりする。 韓国現代史で重要な時期の米国政府資料が大量に機密解除される頃に生じる。 林玄鎮(イム・ヒョンジン)ソウル大社会科学大学長(60)も01年にこうした経験をした。 「さまざまな分野の学者がそれぞれチームを組んでいるが、結局は同じ文書をコピーしていく。 非常に大きな人材と費用の浪費だ。 日本はそうでもないない」。日本は国立図書館など国家機関が必要な資料を海外から一括収集し、学者が閲覧できるようにする。 国家レベルでの体系的な学問支援が必要な部分だ。
20日、ソウル太平路(テピョンロ)韓国プレスセンターで全国社会科学大学長協議会主催のセミナーが開かれた。 全国106大学の社会科学部の大学長が出席した協議会は社会科学の発展のための決議文も採択した。 韓国社会科学育成のために国家レベルの長期的発展計画と制度的支援が必要だという内容だ。 今年5月に始まった全国社会科学大学長協議会は、尹暢晧(ユン・チャンホ)高麗(コリョ)大政経学部長と林玄鎮学長が共同会長を務める。