女性記者問題は解決へ…北核まで解消できるかは疑問(1)
ビル・クリントン元米大統領が電撃的に北朝鮮を訪問し、金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長と会談することによって、膠着(こうちゃく)状態に陥っていた朝米関係が新たな転機を迎えることになった。
朝米間に関係改善を妨げるいくつかの難題があるものの、解決の糸口を作れたことだ。最初の課題は北朝鮮に拘束されている米国人女性記者2人の釈放だ。次に北朝鮮の核実験とミサイル発射に触発された両国間の対決・圧迫の構図を、北核問題の解決に向けた対話・交渉の構図に変える必要もある。