独自動車メーカーのBMWのヘルベルト・ディース購買担当社長が3月に初めて訪韓し、「韓国の自動車部品のうち特にリチウム電子が強い」と評価した。部品メーカー10社あまりとリチウムイオン電池を作る三星(サムスン)SDI、LG化学などを視察した後のこと。それから5カ月後、BMWは来年から生産する電気自動車にバッテリーを単独で納品するメーカーとして三星SDIと独ボッシュの合弁会社を選定した。
これに先立ち1月にLG化学は米ゼネラルモーターズ(GM)が生産する電気自動車「シボレー・ボルト」向けにリチウムイオン電池を納品することで合意している。来年から6年間にわたり、毎年1兆ウォン(約783億円)相当を供給するものと業界は推定している。LG化学は現代(ヒョンデ)・起亜(キア)自動車と自動車用リチウムイオン電池を共同開発し、すでに市販中の液化石油ガス(LPG)ハイブリッドカーに搭載している。