先月30日から7回にわたり交渉を進めてきた双竜(サンヨン)自動車の労使が、合意に至らないまま事実上の決裂を2日に宣言したことから、破産の可能性が高まっている。
この日で73日にわたり工場を占拠している双竜自動車労組は占拠中の600人余りの整理解雇者全員の雇用を主張し、会社側が交渉決裂を宣言した。双竜自動車の李裕一(イ・ユイル)、パク・ヨンテ共同管理人は記者会見で、「資産を売り債務を返済して会社は解散する内容の『清算型再生計画案』の提出を検討する。労組の暴力と占拠ストについては厳正な法執行が行われるべきだ」と明らかにした。また双竜自動車に3000億ウォン(約232億円)の債権を持つ協力会社団体の双竜自協同会は予定通り5日に裁判所に「早期破産申請書」を提出するとしている。