「世界経済の柱を韓日中に」北東アジア開発拡大へ(2)
◇中国を牽制するものの、経済交流は拡大すべき=南悳祐(ナム・ドクウ)元国務総理は「中国は遠からず北東アジアの恐竜になり、40年後には世界の恐竜になるだろう」と述べた。単に経済力だけの話ではない。現在世界第3位の軍事大国である中国は、経済成長によって軍備支出を増やすものと予想される。中国の軍事的独走を防ぐためにも「北東アジアの安保協力機関」などといった牽制の装置を設けるべきだというのが同氏の説明だ。
だが経済協力は中国が成長するほどより拡大しなければいけないと強調した。同氏は「すでに中国は韓国にとって最大の輸出市場になっており、今後も貿易・投資・観光などで最も重要な相手国になる」とした上で「中国との接近性のおかげで、第三国と中国を結ぶ架け橋の役割をたくさん果たすことができるだろう」という見方を表した。もちろん中国と競争もしなければいけない。すでにいくつかの製品は中国に押されはじめ、今後その数はより多くなるものとみられる。