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韓国の自動車業界、危機を機会に(1)

2009.05.12 08:39
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現代(ヒョンデ)・起亜(キア)自動車が第1四半期に乗用車を約90万台販売し世界6位となった。5位のフォードとは7万台差まで追い詰めた。それならば現代・起亜自動車は今年、夢にまで見た「トップ5」に入れるだろうか。

現代・起亜自動車は昨年も世界販売順位で7位から6位に上昇した。しかし当時はダイムラー・クライスラーの合併清算による「漁夫の利」的な順位上昇だった。しかし現代・起亜自動車は今回の世界的な通貨危機を契機に、強みである小型車販売を増やし世界トップ5入りを成功させたいとの野心を持っている。

 
世界の自動車メーカーは規模が最も大きい米国市場をとても重要視する。現代・起亜自動車は先月、米国市場で初めて日産を押さえ6位に立った。前年同期比で販売台数は13%減ったが、過去最高となる7.4%のシェアを記録した。

米大手のゼネラルモーターズ(GM)、フォード、クライスラーの3社と、日本大手のトヨタ、ホンダ、日産の3社の不振の隙をついてシェアを拡大したのだ。

トヨタ米国法人で副社長を務めた自動車専門家の今井宏氏は、「今年は日本の大手3社の不振などに乗り現代・起亜自動車が米国でシェアを10%以上に引き上げるチャンスだ。しかし米国のマーケティング専門家をスカウトし権限を委任するグローバル経営システムが前提されなくてはならない」とアドバイスする。


韓国の自動車業界、危機を機会に(2)

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