【取材日記】「グローバルソウル」イベント中にデモ隊乱入
2日午後7時ごろのソウル広場。ピンク色の風船をぶら下げたイベント車がソウル広場周辺に集まった。市民たちの願いが刻まれたピンク色のリボンたちが広場周辺に飾られ、風にたなびいていた。春の日の夜の祭りを満喫しようとする3万人の市民が殺到した。ピンク色のTシャツを着た外国人たちも祭りを期待する表情だった。夜間、ライトアップしたソウル広場に作られた「市民の宮」が美しく輝いた。清渓川から民族楽器を鳴らしながら入って来た一行が広場で市民たちとともに盛り上がろうとした。ソウル市が昨年11月から25億ウォンの予算をかけて準備してきた 「Hi!ソウルフェスティバル」が幕を上げようとしていた瞬間だった。
午後8時ごろ、突然、デモ隊がソウル広場に乱入、ステージを奇襲的に占拠した。1000人あまりのデモ隊はイベント車の花飾りと風船を取り外した。「独裁打倒」「李明博退陣」と掛け声が飛んだ。祭りの広場はあっという間に阿修羅場に変わった。イベント進行要員たちは当惑し、市民たちは不快感と戸惑いを隠すことができなかった。