北朝鮮ロケット発射が予告された初日の4日。 しかし発射はなかった。 北朝鮮は咸境北道(ハムギョンブクド)舞水端里(ムスダンリ)発射場に観測カメラなどを設置したが、国際機構に通報した午前11時-午後4時、ミサイルは依然として発射台にあった。 緊張が高まっている日本列島はひとまず安堵した。
しかしこの日、日本全国では戦時を彷彿させる緊迫な状況が見られた。 第2次世界大戦後最大の‘軍事的騒動’だった。 その間、政府はミサイル飛行経路と予想される秋田・岩手県に迎撃ミサイルPAC-3を配備し、迎撃ミサイルSM-3を搭載したイージス艦2隻を東海(トンへ、日本名・日本海)に、弾道追跡イージス艦2隻を太平洋に派遣したと発表した。 主要放送もミサイル発射の動きを大々的に報道しながら、自衛隊の迎撃態勢と地方自治体の非常状況室運営などを詳しく伝えた。 東京市ケ谷の防衛省でヘリコプターが休む間もなく離着陸する姿が目撃され、非常状況を実感させた。