新政権に入って科学技術政策が漂流していると考えていた科学界が、今回の補正予算を見て再び失望した。 政府はその間、経済難局を乗り越えていく根源的な解決策は科学技術、特に基礎・源泉研究にあるとし、財政投資も画期的に増やすと約束した。 しかしふたを開けてみると基礎・源泉研究費は0.4%にすぎなかった。 研究開発に対する配慮が全般的に減ったうえ、基礎よりも短期的な成果中心の応用開発に力が注がれていることが確認された。 経済が今よりも厳しくなれば基礎研究への投資はさらに減るという科学界の憂慮が現実として迫っている。
2月にスペイン・バルセロナで開かれた「世界移動通信会議(MWC)2009」で国内携帯電話企業が太陽光で充電できる携帯電話を紹介した。 太陽光携帯電話は携帯電話に太陽光パネルを付着したもので、日光があるところならどこでも充電できる製品だ。 中国など他の国も太陽光携帯電話を先を競って出しており、今後、激しい競争が予想される。