全国教職員労働組合(全教組)が全国民主労働組合総連盟(民主労総)幹部による全教組組合員に対する性的暴行事件を取り調べるために設けた真相調査委員会の活動を1日で取り止めた。
全教組のオム・ミンヨン・スポークスマンは10日、「前日、真相調査委員会を構成し初会議を開催したが、被害者側が“全教組レベルでの真相究明調査を希望しない”と明らかにし、活動を中止した」と話した。オム・スポークスマンは「被害者側は、“今回の事件と全教組が関連するマスコミ報道を望んでおらず、内部でこれ以上論議になることも望んでいない”という立場を伝えてきた」と話した。被害者代理人である人権実践市民連帯のオ・チャンイク事務局長は「調査することになれば、事件の話が議論され質問を受けることになるなど2次被害が発生するだろう」とし、全教組による真相究明調査に否定的な反応を見せた。