クリントン国務相「どんな指導者にも会う」、北との直接対話を示唆
米上院は21日の本会議で、オバマ新政権の国務長官にヒラリー・クリントン氏を充てる人事を賛成多数で承認した。賛成94票、反対2票の圧倒的な支持だった。
ブルームバーグ通信によると、昨年の大統領選で共和党の大統領候補だったジョン・マケイン上院議員が「クリントン氏が国務相という重大かつ緊急な任務を遂行できるよう早期に可決すべきだ」とし、一部の共和党議員の反発を抑えた。外交委員長を務める民主党のジョン・ケリー上院議員は「大統領のアジェンダを実行するためには国務相が必要だ」とし同調した。超党派の協力を得て可決したものの、パレスチナ自治区ガザ地区での武力紛争など国際問題が山積し、重い任務が課せられている。