ドイツも減産・解雇相次ぐ ワーゲン・BMW…政府に緊急支援要請これまで大きな危機に直面していなかったドイツの自動車業界も世界的な景気低迷の流れ弾に当たっている。ドイツのメーカーは、自動車販売が減少すると工場の稼働を一時中断し、人員削減に踏み切るなど次々に対策を打ち出した。ブルームバーグによると、欧州1位のフォルクスワーゲンは、4万4000人が勤務するウォルフスブルク工場を来月18日から3週間にわたり稼働を中断することにした。フォルクスワーゲンは先月に欧州での自動車販売が8%減少したため減産に入ることを決めた。また子会社のアウディもハンガリー工場を一時閉鎖することにしている。今年に入り従業員8000人を削減したBMWはライプチヒ工場の臨時従業員数百人を追加で解雇することにし、政府に緊急支援も要請している。