倒産直前のビッグ３のＣＥＯは年俸１ドルに

ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）、フォード、クライスラーの米自動車ビッグ３が涙ぐましい再建策をまとめている。破産の危機に追い込まれ議会から２５０億ドルの救済金融を得るためだ。まずビッグ３の最高経営責任者（ＣＥＯ）らは、年俸を１ドルだけにし、役員報酬と賞与も大幅に削った。

また、ＣＥＯらは今月１９日にワシントンで聴聞会に出席する際に使用して物議を呼んだ専用ジェット機も処分する計画だ。来月の国会出席は飛行機ではなく、デトロイトからワシントンまで乗用車に分乗して行く予定だ。強硬姿勢だった労組も破産の危機を前に折れざるをえなかった。労組は退職者らの年金・医療保険の恵沢を大幅に減らすことを受け入れるという。退職者にまで恵沢を要求する強硬労組はこれまでビッグ３没落の主犯とされてきた。ビッグ３はまた、自動車の燃費を改善する特段の対策もまとめる。ＣＥＯらは米議会から来月２日までに自救策を提出するよう命令を受けている。自救策は１２ページの要約本と１００ページ以上の詳細計画書を出すようされている。彼らは来月２日までに報告書を議会に提出した後、３日には上院銀行委員会、５日には下院金融サービス委員会に出席し証言する予定だ。


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