「テロ支援国解除」勝ち取った北朝鮮、オバマ氏と交渉へ
北核交渉がサンプル採取という障害物に遭い、いま一度危機に直面している。
北朝鮮は12日午後に発表した外務省談話を通じて米国を含む6カ国協議関連国のサンプル採取要求を主権侵害行為と規定した。クリストファー・ヒル米国務省次官補の訪朝交渉とニューヨークチャンネルを通じて論議してきたサンプル採取を全面拒否するという立場を明らかにしたのだ。
米国の立場も強硬だ。サンプル採取こそ北朝鮮の過去の核活動を究明することができる決定的検証手段と見ているからだ。韓国政府もサンプル採取のない検証とはすいかの皮なめにすぎないとみて、絶対譲歩できない最低ライン(bottom line)としている。