オバマ氏の大統領当選は、韓国にとって相当な挑戦であると同時にチャンスでもある。 オバマ氏の新しい思考が対外政策として実現される過程で、世界政治と韓半島情勢も大きく変化すると予想されるからだ。 問題は、韓国が韓半島平和のビジョンを達成するために変化の波に乗りながら主導するのか、それとも右往左往して引きずられるのかだ。
共和党であれ民主党であれ、米国の政治指導者は、米国には世界に民主主義と自由の価値を拡散する特殊な使命があると信じている。 ただ、こうした使命を達成する方法については双方の立場が分かれる。
共和党のブッシュ政権は米国が保有する強い力を実際に使用することを望んだ。 しかしオバマ氏の場合、外交と経済援助をより重視する実用外交を考えている。 そして軍事力のような物理的な力の使用は不可避であれば先延ばしし、道徳的なモデルと米国的な価値の力、いわゆるソフトパワーを活用することを強調する。