米国発の金融危機の影響で、韓国の大手企業の海外事業にもしわ寄せが来ている。米国に工場を持つ鉄鋼・自動車・電子などの業種では、事業の一部に影響が出始めている。
米カリフォルニア州ピッツバーグにあるポスコとUSスチールの合弁会社、UPI(USSポスコインダストリー)。この会社は先月から受注量が通常の半分水準まで急減し、非常経営体制に入った。関係者は、「1カ月平均11万~12万トンだった鉄鋼製品受注量が、9月から半分水準の5万~6万トンにとどまった。第4四半期はこれよりさらに悪くなるだろう」と懸念している。