韓国の米国産牛肉の輸入反対デモの影響で、米国のジョージ・ブッシュ大統領の今夏の韓国訪問計画が流動的な状況に陥っているとワシントンポスト（ＷＰ）が２３日、報道した。
ＷＰは「李明博（イ・ミョンバク）大統領就任後、改善された韓米関係が、牛肉問題により、再び揺らぎ始めている」とし「今年４月、（李大統領が）キャンプ・デービッドを訪問してから２カ月で状況がすっかり変わってしまった」と明らかにした。
韓国は首脳会談の会場として、デモ発生の可能性が低い済州道（チェジュド）を提案したが、ホワイトハウスの反応は否定的だったとＷＰは伝えた。当初、ブッシュ大統領は来月、日本で開催される主要８カ国（Ｇ８）首脳会談後に、韓国を訪問すると予想されていた。ホワイトハウスは親米指向の李大統領の就任に期待をかけていた。しかし米国産牛肉の輸入反対デモにより反米感情が増幅していることを考慮し、韓国訪問計画の再検討を始めているということだ。
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