米国産牛肉に対する市民たちの不安感に始まったろうそく集会が徐々に政治闘争に変貌している。狂牛病(BSE)国民対策会議が記者会見を通じ「政権の退陣までを含む特段の実践も辞さない」と宣言した。これらはおととい夜、ソウル市庁前広場で「朝・中・東糾弾と公営放送死守」というテーマでろうそく集会を開いたのに続き、昨日は「韓半島大運河反対」集会を行った。対策会議は今後も毎日「健保民営化」「教育自律化」「公企業民営化」など政治的争点を掲げてろうそく集会を続けるという計画であり、21日には「全国民審判の日100万ろうそく大行進」をすると明らかにしている。
集会と表現の自由がある国で何の主題を叫ぼうが彼らの自由だ。ただ合法的な集会・デモでなければならない。今回のデモの始まりは牛肉問題だった。しかしこのデモはいまや変質した。いや一部ではこんな変質をはじめから計画していたかもしれない。初期のろうそく集会の純粋性を認めるといっていたが、その集会が一部の利益集団を代弁する政治闘争に変わった。これまで純粋な心で集会に参加した市民たちを失望させることでもある。気がついてみると、ろうそく集会参加者たちも急激に減っているという。