韓国人の発病率・死亡率がOECDで「最高」 潜伏結核の検診を開始
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.30 17:41
昨年9月、高校3年生であるA君(18)は数日間、せきや痰が絶えず病院で検査した結果、肺結核という診断を受けた。申告を受けた保健当局がA君と密接に接触した同じクラスの生徒と教師48人を調べてみたところ、患者2人がさらに確認された。2人ともA君と同じクラスの友達だった。生徒全員と教職員569人に拡大して検査した結果、患者1人と潜伏結核感染者37人がさらに発見された。結核菌DNAの指紋検査結果、A君と患者3人が一致したことが分かった。
韓国は毎年3万人以上の結核患者が発生し、2200人余りが結核で死亡(2015年統計庁基準)している。最近、発病率が大きく減少してはいるが、韓国の結核発病率と死亡率は経済協力開発機構(OECD)諸国でも最高だ。韓国の結核発生率は人口10万人当たり80.0人、死亡率は5.2人で、2位であるポルトガル(発生率23.0)とチリ(死亡率2.7)とも差が大きい。OECD平均結核発生率は11.4、死亡率は1.0だ。