【時論】なぜ韓国にはユーチューブのような企業がないのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.11 14:05
上で言及した3つの観点のうちどれか一つが全面的に正しく、そのほかは間違っているということはできない。現実は複合で、それぞれ異なる観点は現実を正しく理解するうえで役に立つ。明らかなことは、自由主義的な観点よりも保守的、進歩的な観点が支配的な社会でユーチューブのような革新的メディア企業が出てくるのは難しいという点だ。
それ自体が一つの自律体系であるユーチューブは差別化された嗜好と性向を持つ人が幅広く集まる。主流メディアが提供できない効用に最適化されたプラットホームだ。非主流の趣向の変わった若者が好んで集まっていたユーチューブに60代以上の保守的利用者が流入し始めたのもそのためだ。