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「エイドリアン・ホン氏が亡命政府を提案、金正男氏・黄長ヨプ氏は拒否」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.02 08:10
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今年2月に発生した在スペイン北朝鮮大使館襲撃事件の主犯と見なされているエイドリアン・ホン氏が2009年にソウルで黄長ヨプ(ファン・ジャンヨプ)元朝鮮労働党書記に会い、北朝鮮政権に代わる亡命政府の設立を説得していたと、複数の対北朝鮮情報筋が1日明らかにした。脱北者関連事情に詳しいこの情報筋は「エイドリアン・ホン氏が黄先生に北朝鮮亡命政府の必要性を説明して参加を要請したと聞いている」と述べた。

脱北者の朴相学(パク・サンハク)自由北韓運動連合代表も「エイドリアン・ホン氏が黄先生に会った席に私もいた」とし「しかし黄先生は『北朝鮮を離れて大韓民国に来たのに何の臨時政府か』と怒りだした」と伝えた。黄氏は翌年の2010年10月に死去した。

 
米ワシントンポスト(WP)は先月28日、「エイドリアン・ホン氏が数年間、北朝鮮亡命政府の樹立を推進し、金正男(キム・ジョンナム)氏に亡命政府の指導者になってほしいと要請したが、拒否された」と報じた。金正男氏が2017年2月にマレーシアで暗殺される前、エイドリアン・ホン氏から亡命政府の話を受けたということだ。しかしWPは2人が会った正確な時期は明示しなかった。

エイドリアン・ホン氏と黄氏の話を伝えた情報筋は「自由朝鮮は国際社会から注目を受けるために大使館襲撃事件を起こしたようだ」と主張した。その間、海外の脱北者で構成された団体がメディアの注目を受けたことがほとんど受けたことがないと伝えながらだ。エイドリアン・ホン氏は脱北者ではないが、米国で活動してきた代表的な北朝鮮人権運動家だ。今回の襲撃事件が自分たち犯行と明らかにした自由朝鮮の指導者としても知られている。

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