ロケット打ち上げ成功で韓国も「米国から月ステーション建設の打診」(2)

ロケット打ち上げ成功で韓国も「米国から月ステーション建設の打診」(2)

2018年12月07日14時32分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  --米国やロシア・日本などに比べると韓国の宇宙技術は足踏み段階だ。我々は今からでも宇宙で競争力を持つことができるだろうか。

  「宇宙開発は莫大なコストがかかるプロジェクトなので、さまざまなな国が協力しあうのが普通だ。米国航空宇宙局(NASA)の火星探査船『インサイト』にもフランスの会社などが参加した。ある程度技術を認められれば宇宙開発に参加することができる。ロケット技術確保が絶対に必要なもう一つの理由だ」

  --宇宙事業に必要な技術は育てずに持分投資だけでもお金を稼ぐことはできるのではないか。

  「そのようにすれば宇宙開発に直接参加した時に得る新しい情報や技術を確保することはできない。それは徹底的に直接参加した国々だけが共有するだろう。宇宙開発は『彼らだけのリーグ』だ」

  --米国は2022年に月の周囲を回る宇宙ステーションを建設する。韓国に参加意志を打診したという。

  「公式提案があり協議中だ。韓国の宇宙技術が国際的に認められたという意味だ。気持ちだけはモジュール(船室など宇宙ステーションを構成する一部門)一つをまるごと作りたいがコストが非常にかかる。小さな部分への参加から少しずつやっていく考えだ」

  --米国はさらに2030年火星に人を送り込む計画を推進中だ。

  「地球はもういっぱいだ。人口は大きく膨らみ、資源は不足している。いつか未来に人類の一部は宇宙へ引越ししなければならなくなるかもしれない。最も有力な候補が地球から最も近い火星だ。遠い将来のために可能性を見る次元だ。そしてドナルド・トランプ大統領が火星探査のような宇宙開発に突き進んでいるのは宇宙覇権競争という側面もある」

  --どういう意味か。

  「60年代、米国は当時ソ連の人工衛星打ち上げに刺激を受けて宇宙開発に乗り出した。『世界最高』という自負心に傷がついた。今回は相手が中国だ。中国はすでに月に宇宙船を送り込み、宇宙ステーションも作ろうとしている。軍事・経済的な側面で米国が中国の挑戦を今後を眺めるばかりではなく圧迫しているように、宇宙でも覇権を譲ることはできないと考えているようだ」

  --韓国は2020年月に軌道船(月の周囲を回る宇宙船)を打ち上げ、2030年には月に着陸するのが目標だ。達成することができるだろうか。

  「2020年の軌道船は推進中だ。だが、2030年月着陸船はまだ宣伝的な意味が大きい。軌道船の成功の次の目標として置いているという程度だ」

  --政府が策定した宇宙開発振興基本計画に宇宙飛行士の養成はない。

  「いつかは宇宙飛行士が必要だ。日本は20人余りが宇宙に行ってきた。だが、我々はまだ違うようだ。韓国型発射体が成功して、そこから派生した技術が企業に移り、宇宙産業が生まれたあとになったころに宇宙飛行士を養成できるのではないかと思う。宇宙飛行士を韓国の技術で宇宙に送り込むのは、実は非常に大きいプロジェクトだ。生命維持装置技術などを確保しなければならない。そのような装置のために、宇宙船ははるかに大きくて重たいものになる。それを打ち上げるくらいの発射体技術も発展しなければならない」

  --韓国初の宇宙飛行士イ・ソヨン博士が米国に行ってしまったことが影響したのでは。

  「一時そのようなことがあった」

  航宇研は4日と5日に続けて人工衛星を打ち上げた。4日はイーロン・マスク氏のスペースX、5日は欧州のアリアンスペースに依頼して打ち上げた。具体的な金額は公開されなかったが、5日に3.5トン衛星を打ち上げるだけで700億~800億ウォンを支払ったとされている。打ち上げにこれほど大きなコストがかかることも発射体を自主開発しなければならない理由の一つだ。

  --4日に超小型衛星を打ち上げた。

  「10~20キロ超小型衛星4基を軌道に乗せた。公募を通じて大学生が作ったものだ。すべて実際に作動する衛星だ。カメラで観測でき、通信もできる。米国は火星探査船インサイトを打ち上げる前に超小型衛星2基を火星軌道に乗せた。インサイトはこの超小型衛星を通じて地球と通信する」

  --5日に打ち上げた「千里眼2A」はどんな意味があるか。

  「性能がはるかに向上した気象衛星だ。天気予報能力をアップグレードするのに役立つだろう。黄砂と粒子状物質も監視する。航宇研の立場では衛星本体を韓国の技術だけで製作したという意味がある」

  --衛星でも新事業ができるか。

  「ワンウェブ(One Web)という企業は衛星数百基を打ち上げて全世界通信網を連結しようとしている。なにも莫大なコストをかけて通信衛星を打ち上げずに、所定の金額を払えばサービスを提供するというものだ。一度に数百基の衛星を作って製作単価が10分の1に落ちたという。それで事業をすることができるほどの経済性を確保することができた」

  --千里眼2Aの次の段階は何か。

  「来年に環境・海洋衛星を打ち上げる。性能が向上した次世代衛星も開発中だ。発射体も完成させなければならない。今年3種セットをやり遂げたと言ったが、だからこそ今が再スタートだ」

ロケット打ち上げ成功で韓国も「米国から月ステーション建設の打診」(1)

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