韓国、物価安定? 必須消費品目の物価はむしろ上昇(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.30 11:35
例えば、1-3月期の消費者物価上昇率は前年同期比0.5%だが、同じ期間に必須消費品目の価格は大きく上昇した。穀物価格が急騰してコメが18.5%、玄米が23.1%、もち米が24.7%、大豆が21.4%上がり、牛肉は国産が2.2%、輸入が2.8%、鶏肉が10.9%上昇した。水産物もスルメが15.6%、タコが21.1%、練り製品が9.9%、塩辛が4.2%など大幅な上昇を示した。牛乳が5.4%、醗酵乳が4.2%上がった。ここにリンゴが6.9%、ナシが41.1%、モモが22.6%など主要果物価格も上昇した。
これに対し電気炊飯器は7.6%下落したほか、ガスレンジが1.7%、電子レンジが9.6%の下落を示し、台所用品など家庭用品も0.2%下がった。タクシー料金は引き上げられたが、交通・通信関連価格も下落か維持された。ここに音響・映像・写真と情報処理装備も5.3%下落し、個人用電気用品と美容用品価格も下がった。結局こうした非必須品目の価格下落により消費者物価上昇率そのものは高くない。