100年前の独立運動家の叫び 「自由は万有の生命だ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.27 16:37
万海・韓龍雲(ハン・ヨンウン)先生が1919年に獄中で作成した独立宣言書「朝鮮独立に対する感想の概要」親筆草稿本が26日、ソウル瑞草洞(ソチョドン)「芸術の殿堂」書芸博物館で公開された。先生が1919年7月10日に西大門(ソデムン)刑務所で一日で書き上げてからちょうど100年。一般公開は3月1日から4月21日まで書芸博物館で開かれる三・一運動および大韓民国臨時政府樹立100周年書画美術特別展『自画像-私を見る』でだ。
「朝鮮独立に対する感想の概要」は1919年の三・一万歳運動で投獄された先生が日本人検事の尋問に対する答弁として書いた文章だ。付録で獄中の感懐を込めた詩2編も載せた。先生は「自由は万有の生命であり平和は人生の幸福だ」で始める文章を通じて朝鮮独立宣言の動機と理由を明らかにし、日本の軍国主義・侵略主義を批判した。また「朝鮮の独立は山の上から転がり落ちる丸い石のように目的地に達しなければその勢いは止まらない」とし、祖国の独立に自信を表した。1919年に当時41歳だった韓龍雲先生は22.0×15.7センチの罫線が引かれた紙に三・一精神の精髄をハングルと漢字を混ぜた「国漢文混用」で書いた。計34枚分の字体は楷書と行書が混用されている。